ボードゲーム紹介第9弾です。
今回は招待隠匿ゲームの鉄板、
一度で二度オイシイあのゲームをご紹介します。
インサイダー
プレイ人数:4~8人
所要時間:15分
難易度:★★★☆☆
◇概要
全員でお題を当てながら、
最終的にプレイヤーの中に1人だけ紛れている「インサイダー」を探すゲームです。
◇ゲームの流れ
このゲームは、
全員でお題を当てる「第1フェイズ」と、
インサイダーを探す「第2フェイズ」の2部構成となっています。
「第1フェイズ」では、
「マスター」の役割を与えられたプレイヤーが最初にお題を確認し、
他のプレイヤーはそのお題を推理します。
答えを導き出すためにマスターに対して質問を繰り返すのですが、
プレイヤーの中にはあらかじめ答えを知っている「インサイダー」が紛れ込んでいます。
インサイダーは的確な質問で上手く他のプレイヤーを正解へ導いてください。
このフェイズ中にお題を当てることが出来なければ、
全員敗北でゲームオーバーとなります。
見事お題を当てたら「第2フェイズ」です。
「第2フェイズ」ではマスターを含めた全員で、
プレイヤーの中に紛れているインサイダーを探します。
投票の結果、インサイダーを見破ることができたらインサイダー以外のプレイヤーの勝ち、
見破ることができなかったらインサイダーの勝ちとなります。
◇ゲームの進め方
1.役割を決める
最初に役割カードを全員に配ります。
使うカードは「マスター」「インサイダー」各1枚と、残り人数分の「庶民」カードです。
※画像は5人でやる場合
役割カードの内容は誰にも見られないように確認してください。
全員がカードを確認したら、
マスターを引いたプレイヤーは名乗り出てください。
・マスター
お題の出題者兼、ゲームの進行役です。
第2フェイズの投票はマスターも参加するので、
回答者の質問を良く覚えておいてください。
・インサイダー
あらかじめ答えを知っている回答者です。
自分がインサイダーだとバレないように、
他のプレイヤーを答えに導いてください。
・庶民
回答者です。
インサイダーを探りながら、
マスターに質問を投げてください。
2.お題を確認する
マスター以外のプレイヤーは目を閉じ、
マスターは山札の1番上のカードを1枚表向きにします。
山札の次のカードに書かれてある数字の項目がお題となるので、
確認を終えたらマスターは目を閉じます。
次に、インサイダーが目を開け、
同じ方法でこっそりとお題を確認したら目を閉じます。
※インサイダーはカードに触れず、文字だけを確認してください
最後にマスターが目を開けて、
表向きにしたカードを山札の上に戻し、
マスターの役割カードをその上に乗せます。
すべてを終えたら、全員目を開いてください。
マスターが指揮をとり、
「インサイダーはお題を確認してください」
「目を閉じてください」「目を開いてください」など、
声に出して号令するとスムーズに確認できます。
3.お題を当てる(第1フェイズ)
ゲームに付属している砂時計をひっくり返したらゲームスタートです。
※制限時間は5分
庶民とインサイダーは、
「はい」「いいえ」「どちらでもない」で答えられる質問をマスターに投げてください。
順番はないので、思いついた人からいくつでも質問することができます。
答えがわかったプレイヤー(またはインサイダー)は直接答えを告げ、
砂時計の砂が落ちきるまでに正解したら第1フェイズは終了です。
答えを当てる前に砂が落ちきってしまった場合は、
全員が負けとなり、ゲーム終了です。
インサイダーは答えを知っていますが、
あまり直接的な質問をすると正体がバレてしまい、
負けてしまいます。
適度に無関係な質問を織り交ぜながら、
プレイヤーを答えに導いてください。
4.インサイダーを探す(第2フェイズ)
正解者が出たら砂時計をひっくり返し、
砂が落ちきるまで全員でインサイダーが誰かを話し合います。
砂が落ちきったら、正解者への投票へ移ります。
・正解者への投票
正解者がインサイダーであるかどうか、多数決をとります。
せーので挙手を行い、過半数を超えた場合はすぐさま役割を公開して答え合わせをします。
正解者がインサイダーであれば「マスター・庶民」の勝利。
インサイダーでなかった場合は「インサイダー」の勝利です。
多数決の結果、過半数以下だった場合は全体投票へ移ります。
・全体投票
せーので自分がインサイダーだと思うプレイヤーを指差します。
一番多く票を獲得したプレイヤーは役割を公開し、
インサイダーであれば「マスター・庶民」の勝利。
インサイダーでなかった場合は「インサイダー」の勝利です。
◆ゲームのあれこれ
最初は質問の仕方がわからない!という方も、
何度かやる内にコツが掴めてくると思います。
発言が少ないと判断がつかなかったり、
閃きで開始直後に正解を当ててしまうと、
質問の数が少なく、インサイダーを見付けることができなくなってしまうので要注意です。
積極的に発言すればするほど、面白味の増していくゲームだと思います。
招待隠匿系ゲームの中では発言がしやすい方だと思うので、
是非一度はチャレンジしてみてください。